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大阪のマーケティングリサーチの専門機関、市場調査社のスタッフブログです。
日常生活でスタッフが感じたことや、弊社のサービスの紹介をしていきます。

復活と思ったら…(今井)2017年9月5日 火曜日

3年半ほど前にこのスタッフブログで、自分をかっちょよくしてくれるからバイクに乗るのだ!という自分勝手な話を書かせて頂きましたが、、、最近またバイクに乗りないなぁと思い、雑誌を読んだり、バイク屋さんを覗いたりしていて、「ヤマハのSR」イイかも!と思っていたところ…なんと『ヤマハが生産終了を相次いで発表 40年のロングセラー車種も

こんな記事を目にし、SRの生産終了も掲載されていました。

 

「なぜ!?」と思い少し調べてみると、平成28年に改定された新しい排ガス規制が要因のようで、この規制により各メーカーの様々な車両が上記の新しい規制に対応できず生産終了となってしまっているようです。ヤマハさんの車両も例外ではなく、生産終了という判断を余儀なくされてしまったのでしょうか。(SRについては、新しい規制に対応するための新車両を開発中?というような記事をみかけたりもしましたが、どうなるのでしょう…)

 

バイクに乗られる方はご存知の方も多いかと思いますが、SRはメーカーさんの熱き思いが詰まったとても歴史のあるバイクで、多くのライダーたちに愛されてきたバイクです(と勝手に思っています…笑)。1978年に誕生し、約40年の歴史を持つ名車。2008年にも排ガス規制強化の煽りを受けて一度生産終了になるも、企業努力により規制に適合する新モデルが開発されて復活する。現在は「レトロ、なのに新しい」というコンセプトのもと、最新性能を搭載しつつ、長い歴史から醸し出されるレトロ感も維持した素晴らしいバイクなのです。

図1

図2

YAMAHAホームページより

上:SR400特徴紹介(https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/sr400/feature.html

下:SR400開発ストーリー(https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/sr400/story.html

 

そんなSRが再び生産終了の危機に瀕することになった新しい排ガス規定がどんなものなのか調べてみると、欧州に合わせて日本の規制も厳しくし、以下のような内容を満たさないといけなくなったようです。

・環境に悪い物質の排出をおおよそ半分に

・燃料蒸発ガス対策と、OBD(車載式故障 診断システム)の搭載義務化

・ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)の 搭載の義務化

図

参考元:http://kojintekibikematome.blog.jp/archives/60722233.html

環境省資料:https://www.env.go.jp/council/07air-noise/y072-54/mat%2002.pdf/02%20%E8%B3%87%E6%96%9954-2.pdf

 

なんと2020年には、またさらに厳しい基準となるようで、各メーカーさんはそれを見据えて2020年の規制にまで対応できるモデルを開発するのか、直近の新しい規制に対応するモデル開発に留めるのか、生産終了とするのか…どの車種をどう判断するのか、企業として非常に困難な状況にあるのだろうと感じます。

実は、そこで道を踏み外す可能性を減らすためにリサーチが活躍(力を入れるべき車種を選択するための示唆をご提供)するのかなと思ったりすると、生活者の声をしっかりと届けるという我々の仕事は、企業にとっても、生活者にとっても、とても重要な役割を果たすのだろうなと改めて実感しました。

 

個人的には、SRが復活するようヤマハさんの企業努力に期待を寄せるところであります!

(今井)

フィクションの中のマーケティングリサーチ(中野)2017年7月28日 金曜日

昨今、様々な職業が漫画やドラマ化されていますが、我がマーケティングリサーチ会社が舞台であったり、リサーチャーが主役であったりする創作物を見かけたことがある方はほとんどいないのではないでしょうか。

メーカーが舞台となる際には、宣伝や広報、商品企画部のオフィスシーンで「部長、市場調査の結果はこちらです。」などと、市場調査結果が出てくることはありますが、実査を行うシーンが出てくることは極めてまれです。

今回は、知る人ぞ知る「街頭調査を行うリサーチャー」が登場する創作物をご紹介しましょう。

 

■マンガ編 「東京ラブストーリー」

東京ラブストーリー 柴門ふみ

 

かの大ヒットドラマ「東京ラブストーリー」のカンチとリカの勤務先は、スポーツ用品を取り扱っている会社でしたが、柴門ふみ原作のマンガでの勤務先は、大手電器メーカーを若くして退職した社長率いる「和賀事務所」という10名程度の小さな会社です。

作中、この会社の業務内容が説明されることはなく、作品紹介では広告代理店とされていることが多いのですが、広告制作や提案をしているシーンはなく、マーケティングに使用するデータを提供することが基幹業務である様子。そして、何を隠そう会社の中では若手のカンチのしている仕事はリサーチャーそのものなのです。

 

冒頭のオフィスシーンから、依頼先の化粧品会社で「この市場調査でもわかるように… おたくもいつまでも、老舗の殿様商売では客が離れますよ」と言い放ち、「我が社は依頼された情報を提供すればいいのだ。批評を加えるなんて十年早い!」と社長に怒られるカンチ。

 

社長の評価が甘いリカに対してカンチは良い印象を持っていないのですが、2人の関係が一歩前進するきっかけとなるエピソードが街頭調査なのです。

 

ある日「シューズメーカーの依頼で、今秋にむけてのトレンドを知るために市中のシューズの統計を集める」「街頭で500足の写真を撮り、データをコンピューターに入力する」「この仕事は、今一番やる気にあふれてる二人に頼むことにした」と社長から任命されるカンチとリカ。

 

街頭で500足の写真を撮るとなると、なかなかの大案件です。1枚撮影するのに平均1分かかるとしたら所要時間は500分=8.3時間、何とか1人日で撮り切れないこともないですが、エリアや年代の割付を考えると実査に3人日は欲しいところ。2017年に生きるリサーチャーの私であれば、勝手に撮影してトラブルになるリスクを踏まえて、ネットモニターに普段履いている靴の写真を送ってもらうプランを提案しますが、1990年前後の東京が舞台の「東京ラブストーリー」世界では汗水を垂らす以外に方法はありません。

 

というわけで、渋谷を道行く人の足元をカメラで撮り続けることになったカンチと、それを通行人調査でお馴染みのカウンターでカウントするリカ。

どうやら全く割付はないようで、リカは単純にカウントしているだけ。対して、カンチは24枚撮りのフィルムカメラと思わしきカメラを抱えて、撮影してはしょっちゅうフィルム交換をしないといけないという何となく不公平感のある役割分担です。リカの服装はバブル時代らしくDCブランドのスーツにヒール靴で、お世辞でも街頭調査に向いているとは言えません。

1日で終える予定なのに、途中で女連れの三上に出会い、お茶なんかしているせいで進捗に遅れが出る2人。降り出した雨にもめげずにカウントし続けるリカを見直し始めるカンチ。夜もすっかり更けた頃に、ようやく500枚を撮り終えます。

 

翌日の夕方、現像してきたばかりの写真を社長に見せるカンチとリカ。

「それじゃ、今日さっそくこれらの写真を分類してインプットしといて」と言われた2人は、台紙に写真を貼ってバーコードで分類し、コンピューターにバーコードの情報を送信しています。最終的にはコンピューターで分類の集計を行って、写真は台紙に貼った原本を納品するのでしょうか。

何とも使い勝手が悪そうですが、弊社のベテランリサーチャーに聞くとパソコンが普及する以前の実態としてはあながち間違ってはいないとのこと。

 

さて、カンチやリカのように仕事そっちのけで恋愛にうつつを抜かしている社員がいるせいなのか、提供情報に付加価値をつけることができなかった社長のせいなのか、この会社はストーリー中盤で倒産してしまいます。社長の紹介で「二ツ橋産業」という会社に転職した2人は別の部署に配属され、街頭調査を行うことは二度とないのでした。

 

■歌編 ベリーベリーストロング~アイネクライネ

ベリーベリーストロング~アイネクライネ 斉藤和義

私が知っている限りでは、JPOPで街頭調査が登場する曲はこれだけです。

 

駅前でアンケート調査 何で俺ばっかこんな目に

バインダーなんか首から下げ 誰からも目をそらされ

見ず知らずの奴になんか教えるもんかよ個人情報

 

 

と来たものです。

 

この曲は作家とのコラボレーション曲で、実は元ネタとなる小説があります。

 

アイネクライネナハトムジーク 伊坂幸太郎

 

主人公の佐藤はマーケティングリサーチ会社勤務の27歳。自社サーバで実施していたWEB調査のデータを先輩と誤って消してしまい、幸いデータは九割方復旧できるということが分かったものの、罰ゲームとして半ば自虐的に定時後の街頭調査を行うことに…

何のための罰ゲームやねんと言いたくなりますが、これが上記の歌の冒頭に繋がるわけです。

WEB調査時代に生きる佐藤は街頭調査に対してかなり辛辣ですが、対象者とのちょっとしたやり取りでやる気を取り戻します。

 

街の風景描写としてアンケート調査が歌詞になることはあっても、首に下げたバインダーまでが歌詞になることはまずないのではということで、私としては超レア級に認定したい曲です。

 

 

以上が「街頭調査を行うリサーチャー」が出てくる創作物の私の持ちネタ全てですが、いかがでしたでしょうか?

長期連載なだけあって「課長島耕作」シリーズには、1シーンくらいアンケート調査をしているシーンがあるのでは…と踏んでいるのですが、まだ検証ができていません。他にご存知の創作物があれば、是非教えていただけると、謝礼は出ませんが中野が喜びます。

 

(中野)

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